もう誰も覚えていない担保が残っている

 抵当権などの担保の登記は、弁済が済んだら自動的に消えるというものではありません。担保が設定されてから数十年経過して、当時の事情を知る人もすでに亡くなっている・・・。昭和や大正、明治のころの抵当権ですと、手書きで「○○圓◯銭」、「米十俵」などと書いてあったりします。ほかにも「○○」といった組合の名前が書いているものもあるでしょう。